日高支部業務研修会

令和6年度

      北海道行政書士会日高支部業務研修会  於:新冠町レ・コード館
      ①R6.11.11 「成年後見について」
      講師  北海道行政書士会 札幌支部 丹羽 智弘 様
          一般社団法人北海道成年後見支援センター 理事
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成年後見としておりますが、実際に後見をするのではなく相談を受けた時に概要なりをきっちとお話しできる程度の内容とします。
なお、行政書士として後見業務を行うには、一定の研修を了し一般社団法人 北海道成年後見支援センターの会員となり、賠償保険(成年後見賠償責任補償)にも加入する必要があります。

今回は諸事情により参加者が6名と少なかったですが内容は大変濃く身になるものでした 開催間際にインフルエンザ等で参加できない会員には残念と申し上げるほかございません
後見業務は実際にケースを担当しなければ事の真意は仲々解り得ないところがあるかと思います 日高は地域性もあって思うようにケース受任ということにはならないでしょうが個人(行政書士)でも複数で事にあたるような仕組みがあると成年後見人も成年後見人も互いに安心できるように思います

研修での質疑も活発に行われ若い会員の後見に真摯に取り組みたいという情熱を感じた次第です さらに早速一般社団法人 北海道成年後見支援センターの会員となられておりその意欲に敬意を評したいと思いました これで日高支部ではこのセンターの会員は3名になったかと思います

講師資料中 「成年後見人等として、誰が選任されているのか」という項目がありまだまだ行政書士の認知度は低いと申されていました
・親族以外の第3者80.9%
  内、弁護士27.1%
    司法書士36.8%
    社会福祉士18.3%
    行政書士4.5%
・親族19.1%
   (集計期間:令和4年1月~12月末)
またネットからの情報では成年後見制度の申立人の順位は、次のとおりです。
 本人の子  約24.9%
 市区町村長 約21.3%
 本人    約15.8%


第2回目として今年4月施行の「行政書士職務基本規則」を予定していましたが適任の講師が見つからないため今年度は見送りとしました。

令和5年度

      北海道行政書士会日高支部業務研修会  於:新冠町レ・コード館
      ①R5.10.12 ②R5.10.19 「終活」
      講師 両日とも 北海道行政書士会理事 終活業務対策委員会委員長 佐藤  あきら

テーマー設定
終活とは「終」末期に向けた「活」動の略で、人生の最期に向けた準備を行うことと言われていますが、最近では解釈の幅が広がり、人生の棚卸しをすることで自分を見つめ「今後の人生をより豊かに、自分らしく生きるための活動」という解釈が一般的になりつつあります。
しかし、現実にはあらかじめ色々な手当をするというところまでは行っておらず、今はある程度元気だ!!そのときには何とかなるだろうと楽観的な御仁も多いかと思われます。
このような身近な問題について、基礎的知識を涵養したいという観点から設定しました。

開会前に参加者集合写真


北海道行政書士会が編集した「終活ガイドブック&エンディングノート」を当日のテキストとして使用
①R5.10.12(木)13:30~15:40 テーマー 終活その1 総論 
支部会員 12名参加 
身近で優しそうなことですが煩雑なテーマです

  
② R5.10.19(木)13:30~15:40 テーマー 終活その2 ケーススタディ
支部会員 13名参加 
設定例や実例等により実務に沿った研修でしたが実際に取り組むとすれば難し~いかなという声が

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谷井基子行政書士から皆さんに差し入れ 三つ星の銘菓
ごちそうさまでした